フェルティングパペット(羊毛フェルト人形)でコマ撮りに挑戦したい方は必見!な動画のご紹介です。
コマドリルでも何度か紹介した当真一茂さんと小野ハナさんのユニット、Uchu PeopleさんがYouTubeチャンネル「ウチュピのふわふわShangri-la」を開設しました。
コマ撮りできるフェルティング人形の作り方や、実際にコマ撮りした動画、さらには撮影のメイキングなど、実践的な内容を分かりやすく楽しい雰囲気で解説されています。
以前Twitter生発信で解説されていた内容も、さらに見やすくブラッシュアップ!かつ、お二人のゆる面白いやりとりも健在。オノさんが可愛いピンクのパペットとして出演してるところも楽しい〜!
次の項目からは、こちらのチャンネルから阿部が特におすすめしたい三点の動画を紹介します。
口に蓋する⁉︎フェルトを知り尽くしているからこその柔軟な発想
【1/2】星のカービィ☆フェルトで作って動かしてみたよ!前編【羊毛フェルト】【コマ撮り】
誰もが知るカービィをコマ撮りフェルト人形にしてみた!という企画。実はさらりとすごいことをやっているのです!
それはパペットの設計。カービィは口の開閉で体の形が大きく変わるので、阿部はてっきり置き換え式(口開けverと口閉じverの二体を用意し、アニメ時に置き換える)にするのかな?と思っていました。
なんと当真さんは口開けverにフェルトの塊でフタをすることで、一体の人形で開閉を表現していました!しかも仕込んだアルミ線で開き具合も調節できるという二段構え。
設計を聞いたオノさんが「そんなに上手くいく〜?」とツッコミを入れるのですが、これ実は阿部も思いました。でも完成映像を見ると上手くいってるんですよ!当真さんはフェルティングの経験が豊富だからこそ、完成形が見えていたのですね。
制作はいつでもトライ&エラー!より良いアニメのために脚をチョッキン⁉︎
【2/2】星のカービィ☆フェルトで作って動かすぞ、リベンジだよ〜〜!!!後編【羊毛フェルト】【コマ撮り】
カービィ人形は前編で完成し、コマ撮り映像も撮影しますがこれで終わりではありません。
前編のラストに、映像を見たオノさんが「なんかゲームのカービィと歩きの動きが違う」と指摘。人形の脚の設計が、カービィらしいキレのある歩きを再現するには不向きだったことが判明します。
これはアニメートした当真さんも薄々感じていたようで、人形を改良することにします。
このトライ&エラーの過程を公開しているメイキング、、超貴重ですよ!
実際、仕事でコマ撮り制作する場合でも、試行錯誤を繰り返した上でなんとか完成するものです。しかし完成品からはその過程を伺い知ることはできません。
プロが「エラー」をどう見つけ、どのように対処したかを公開してくれているのってなかなかありません。プロを目指す方はぜひ参考にしてほしいです。
後編は、人形の足の構造を大胆に変更します。すでに作った人形を最小限の手間で改良。
改良後の人形で撮影すると、格段に動きが良くなりました!最後は、改良前・改良後の動画を比較して見せてくれます。なんて丁寧なの……!!
お手軽だけど有能!簡易タンクを使ったフェルトコマ撮り
【2/2】アモング アスのあのシーンコマ撮りで再現してみた。後編~コマ撮り撮影編~
AmongUs(アモングアス)というゲームのキャラクターを作り、コマ撮りする動画です。
この人形の設計も非常に面白いのですが、紹介したいのは後編の撮影編!ここで登場する簡易タンク、コマ撮り初心者の方必見です。
コマ撮り用タンク(突き出し、ジグ)は市販品がほとんどないため手に入り辛く、自作するにもハードルが高く感じますが…
これはアルミ線に2本の針をグルーガンで留め、鉛に巻きつけただけでできる!!
球体関節やギア装置がなくても、軽いフェルト人形ならこれで充分止まってくれるのです。強度が足りなければアルミ線を太くしたり自由自在(固めのワイヤー)に変えてもいい。
アクロバットな動きを撮りたいけど、タンクを手に入れられない…という方はぜひ真似してみてくださいね。
さいごに
「ウチュピのふわふわShangri-la」ではフェルトのハウツー動画の他にも、10分以内にフェルト人形を作る無茶ぶり挑戦企画「10分で刺してみた」シリーズや、オノさんが通っている放送大学の良さを熱く語る回、お二人のゆる会話が楽しい雑談回など様々な企画をされています。ぜひ覗いてみてください。
ウチュピさん、お仕事と並行してのYouTube活動は大変だと思いますが、これからも応援しています!