作品レビュー 2023年7月21日

SHOOTERZ DINER Ep1~2

カメラアングルなど撮影についてのいろんな専門用語を分かりやすく、しかもコマ撮りで教えてくれる動画『SHOOTERZ DINER(シューターズダイナー)』の紹介です!!
アメリカン(?)なフィギュアが軽妙なトークで優しく教えてくれます!

episode 1 【ショットサイズ & カメラアングル】

内容をちょっと覚書き

・クローズアップ(顔を大きく映す。感情を表現するのに適している)
・エクストリームクローズアップ
・ミディアムクローズアップ(バストアップ)
・ミディアムショット
・ミディアムロングショット(グループショット)
・フルショット(全身が映る。体の動きをよく見せる)
・ロングショット
・エクストリームロングショット(壮大な風景を見せる)
・バレる(見せちゃいけないものが画面に映ること)

・ローアングルショット(被写体を見上げるアングル、被写体を力強く見せる)
・ハイアングルショット(被写体を見下ろすアングル、被写体を弱く小さく見せる)

・バミリ(役者の立ち位置などのマーク)

episode 2 【レンズ & センサーサイズ】

内容をちょっと覚書き

・焦点距離(mm数であらわし、数字が小さいほどワイドになる)
・イメージサークル(レンズごとの映る範囲)
・けられる(センサーサイズがイメージサークルよりはみ出てたときに、画面の端が暗くなること)

・ワイドレンズ(広く撮影でき、遠近感を強調できる)
・標準レンズ
・望遠レンズ(動画内ではこの名前でてませんが。映る範囲が狭く、背景をかなりぼかす)
・マクロレンズ(被写体に至近距離で接写できるレンズ。普通のレンズでは近づきすぎるとボケてしまう距離まで寄れる)

 プチ感想

撮影の専門用語にもいろいろあって、それぞれに意味や効果があるというのを分かりやすく教えてくれましたね。
コメディ番組みたいな笑い声もあって飽きない!!

Ep2のセンサーサイズの話はかなり専門的なことなので、コマ撮りを1人で始めたいっていう人はここまで詳しくなくていいと思います。僕も普段は意識しません。でもこの動画の解説はわかりやすいです。専門書とかで勉強すると正直つまんなくなりそうな話を飽きさせずに伝えてくれるこの動画は素晴らしいです!!

作者:黒石信淵さん

作者の黒石信淵さんは実は僕がやっているコマ撮りオンラインサロンのメンバーです。なのでメイキングなど話を聞けました。

黒石さんはプロのカメラマンで、普段はTV-CMをメインにお仕事をされていて、これまでCMは400本、劇場公開映画も5本、手がけられています!プロ!

だから解説も詳しいし、途中にさしこまれる業界ジョークも本職ならではって感じでイイ。

また学校で撮影照明の講師もされてるそうです。それで教え方も上手なんですね。

セットと照明

そしてプロのカメラマンだからこそ、この動画の画面の見栄え・色合いがとてもいいんですね。セット内に暗い部分も多くて雰囲気がとても出てます。


黒石さんにお聞きしたところ、セットは自作だそうです!電飾などもすごい凝ってますよね。一部の小道具はガチャガチャや、鎌倉のミニチュア屋さんで購入しているとのこと。

人形はドイツのBruder社の人形を使っているそう。(使用の許可もとったそうです)

こんな風に映像撮影のことがコマ撮りで面白くまなべるなんて最高ですね。
現在エピソード5まであるので次の記事で紹介する予定です。


ABOUTこの記事をかいた人

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「コマ撮り大好きコマドリスト」を名乗って活動中。
コマ撮り映像作家、CM監督、アニメーター。本人が監督するだけでなく、他の監督の企画にコマ撮りアドバイザーとして参加することも。

マネージメントはCM制作会社キラメキ。お仕事の依頼はこちらまで
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