コマ撮りでドラゴンフレームを使うとき、基本的にカメラとパソコンをUSBケーブルで繋ぎますよね。
USBケーブルは電気信号を送っているわけですが、その距離が長くなると電気信号が弱くなったりノイズが入ってしまいます。1本のUSBケーブルで信号を正しく送れる距離は5mが限界と言われています。
そこからUSBの延長ケーブルで長くして使うと「カメラが認識できません」「画像の取得に失敗しました」というようなエラーが起きることがあります。
カメラとパソコンを離したい現場で困りますよね?
そういうときに使うのがこちら、リピーターケーブルです!
この膨らんだ部分が弱くなった電気信号を再び強くする機構「信号増幅補正回路」となっており、ケーブルを長くしてもちゃんと信号が送れます。
といっても経験的に言って、どこまでも長くできるわけではないです。
以前にスタジオの天井にカメラを設置して真俯瞰撮影するという企画のときにケーブルが10m必要でした。リピーターケーブル2本を繋げたのですが、機材レンタル屋に行って何本もケーブルを試してみて、10mでもちゃんと動作する2本のペアを探しました。ケーブルにも個体差があり、他の組み合わせではエラーが出たのです。
(数年前のことですし、いま違う製品だともっと長くできたり、コマ撮り以外の用途だと長くてもエラーはないかも。ドラゴンは画像の転送だけでなくカメラの制御もしているので信号が複雑で長くできないのかも?と思います)
というわけで、もしUSBケーブルを伸ばしたいときは普通の延長ケーブルよりリピーターケーブルの方がオススメです。
裏ワザ:USBハブ
USBケーブルとUSBケーブルの間に電源付きのUSBハブを繋ぐと上手くいくというテクニックもあるそうです。弱まった電力を回復させればよいらしく、USBハブの電力で補えるそうです(なので電源ケーブル付きのハブが必要です)。こちらは僕は試したことないのですが、友人から教わりましたので紹介。