こんにちは。泰人です。
僕が監督させていただいたTVCMが公開になりましたので紹介します。
大気社という主にオフィスビルなどの空調を扱っている会社の企業CMです。空調だけでなくその“空気を操る技術”を使って様々な事業を展開されていることを伝えるCMです。
大気社『飛び出す絵本』篇
これ以外にも様々な事業をしていますので興味がある方は大気社 CM特設サイトを見てみてください。
スタジオプラセボ
美術や撮影などはスタジオプラセボさんにお願いしました。プラセボさんはコマ撮りやイラストアニメーションなどを作っている制作会社です。
NHKプチプチアニメの
『エディ・ザ・ファーストブレイク』や
『ふわふわアワー PuiPui&MuuMuu』も作られています。
放送枠
現在は金曜よる9時からのテレビ東京系列の『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』で放送されているようです。
メイキング映像
メイキングと大気社さんの事業紹介のムービーです。僕がナレーション初挑戦しております。(自分の声が正直恥ずかしいw プロの声優さんのすごさがわかりますよね)
メイキング
オフィスビル・ロボットアームなど美術が膨大でした。そのほとんどはスチレンボードや画用紙など紙素材です。飛び出す絵本がテーマなので紙らしさ、かわいさ、良い意味での嘘な演出などを大事にしました。
美術の保管
紙素材は湿気でゆがんだりするので除湿剤のシリカゲルを一緒に入れて保管されてました。
ロボットアーム
ロボットアームは関節部分をピンで止めて回転するようにして、裏に針金をこのようにとりつけることで、動きの固定とアニメートができるようにしています。
塗装
塗装のシーンは、塗りの範囲を変えた車たちを用意して置き換えアニメをしています。
ページめくり
“空気を操る技術”がテーマなので空気の動きを表現するために「本のページがめくれる」「カーテンがゆれる」という表現を入れました。
カーテンのゆれとページがめくれるアニメートは、アニメート方法の検証もあわせてプラセボの氏家さんにお願いしました。ありがとうございました。
スタジオプラセボではベローズを使ったタンクを使っています。そしてベローズ自体はヤフオクなどで手に入れているそうです。そのタンクから3つの突き出し棒が出るようにして、最大6枚のページをアニメートできます!本のページが不必要にたわむ時は紙の端に針金をしこんで固定しています。
レタス
成長していくレタスも置き換えアニメです。造形がリアルでかわいい!
今回の仕事はプラセボさんにかなり助けていただきました。大量の美術制作もそうですが、アニメートの方法や演出方法についてもなんども相談に乗っていただきました。本当にありがとうございました。
スタッフ
監督・アニメーター・編集:竹内泰人
美術・カメラ・アニメーター:スタジオプラセボ
リンク
大気社 CM特設サイト
大気社の事業内容について詳しくはこちらへ!コマ撮りのモチーフをつかったポップで爽やかなサイトです。僕のことまでしっかり紹介されてて、ありがたいです。