コマコマだより 2017年1月11日

酉年のご挨拶

明けましておめでとうございます!もう11日ですが(笑)今年もよろしくお願いいたします!!

コマコマ隊メンバーのたいが君が作った年賀画像が素敵だったので紹介します。

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鶏の半立体なオブジェはティッシュで出来ているそうです!どうやって作ったんでしょう?

メイキング

その1:原型を作る

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粘土(インダストリアルクレイと呼ばれる油粘土)で鶏を作る。毛は後からつけるので、この時点では胴体はつるっとしてます。それ以外のディテールは細かい!

その2:シリコンで型取り

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今回は型取り用のシリコンではなく、シーリング用のシリコンを使ったそう。型取り用のものより粘性が高いのでヘラでぺたぺたと原型に盛ります。土手もいらないし、二液じゃないので混ぜる手間などもなく、かつ安いです。
デメリットは粘性が高いので細かいディテールが出にくいことと、硬化が遅いことです。硬化にはおよそ1週間かかります。今回は完全硬化まで待たず3日ほどたったところで次の作業に移りました。

その3:ティッシュをつめる

(ここの写真はないです)
ティッシュを細かくちぎって、水に浸してぐちゃぐちゃにしてパルプを作ります。
そこから水をきって、のりをまぜます。のりは薬局などで売っている洗濯糊。洗濯糊は粘性が低いので紙などに染み込みやすいのです。
のりをまぜたパルプをシリコン型につめて乾かします。乾いて固まったら型からはずします。

その4:紙糸を貼る

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毛並みは「紙糸(かみいと)」で出来ています。
紙糸はその名の通り和紙から作られた糸です。こちらで買えます。

松久永助紙店
紙糸の作り方の説明ページ

この紙糸をボンドでひたすら貼っていきます。紙糸は一本一本がサラサラしているのでそのままだとボサボサした感じに。洗濯糊を全体に塗り、毛並みを整えました。

おわりに

制作期間は全部で約1週間だったそうです。

今回は白いままで完成ですが、紙糸は絵の具で色をつけるのも簡単にできます。動物の毛や草の表現なんかにも使えそうですね。

それでは今年もコマドリをがんばります!(トリ年なだけにね!!)


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「コマ撮り大好きコマドリスト」を名乗って活動中。
コマ撮り映像作家、CM監督、アニメーター。本人が監督するだけでなく、他の監督の企画にコマ撮りアドバイザーとして参加することも。

マネージメントはCM制作会社キラメキ。お仕事の依頼はこちらまで
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