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マルチプレーンとジェルを使った水の表現が素敵な幻想的なコマ撮りを紹介します。
『Return』
メイキング解説
作者の陳林棟(チンリントン)さんにメイキングを教えてもらいました。
マルチプレーン
このコマ撮りはマルチプレーン台をつかって撮影しています。
ガラスの層をつくって、上から撮影する手法です。

ガラス枚数
この作品ではシーンによってガラスの枚数を変えていて、基本的に5〜7枚、最大で9枚のガラスをつかったそうです。
1枚のガラスの上に小さいガラスを重ねて増やしたり工夫したそう。

クジラが奥に進んでいく様子はガラスの高さを変えつつ、フォーカスも送っているそうです。
カメラワーク
マルチプレーンは動きが平面的になりがちですが、この作品は実写のカメラワークのようにプールの向きが変わったり、ダイナミックな動きをしていてすごいですね!
水の表現
水の表現はスライムを使っています。100均で買えるもので。波の動きや波紋は指でさわって作って、クジラなどのキャラクター造形にはヘラを使用。
背景の色
マルチプレーンの一番したには青い布をしいて、そのうえにビニールシートをかさねたり、虹色になるセロファンをかさねて背景の色をつくってます。

テーマ
最初は深いテーマなどは考えず、スライムをつかって泳ぐアニメーションをつくるという実験が目的だったそう。
その後「クジラを追う人」という主題が自然に生まれて、発展させていったそうです。
素材からアイデアを膨らませるのもコマ撮りの楽しいところですね。
作者 陳林棟(チンリントン)
この作品は陳さんが多摩美術大学の修士一年次時につくった作品です。
陳さんは2024年3月に多摩美術大学大学院の修士課程を修了。
コマ撮り座談会でお会いして、作品を見せていただきました。
制作中の次回作もチラッと見せてもらえたのですが、さらにすごい作品になってました!完成が楽しみです!!
リンク
タマグラアニメーション・シアター:
こちらで多摩美術大学グラフィックデザイン学科の卒業制作などがみれます。







