いままで何度もマスキングテープのコマ撮りを作ってきたのですが、そのマスキングテープのブランドmtを作ってるカモ井加工紙株式会社さんが2023年2月に創業100年周年を迎えました!!その記念ムービーを作らさせていただきました。
見る前にカモ井さんの話を少し
カモ井さんは1923年をに創業して、最初はハエ取り紙をつくる会社でした。そこから車の塗装用のマスキングテープ、梱包用のテープ、建築用テープなどを作ってきて、最近は雑貨としてのカラフルなマスキングテープ“mt”を作ってます。いまやmtは世界中で売れてるし、展示やイベントも世界中で開催されています。
そのカモ井さんの歴史と人のつながりをテープを使ったアニメーションで表現しました。ご覧ください。
100周年ムービー
マスキング
車の塗装のシーンはスタジオで実際にマスキングテープをはり美術の小林さんにその場で絵具を塗ってテープを剥がすのをリアルにやりながらコマ撮り撮影をしました。一発勝負でドキドキしました。
出会いと別れ
この企画をいただいたときに最初にコピーライターの水谷秀明さんに入っていただき、カモ井さんの想いを汲み取りながらコピーを考えてもらいました。そして出来上がったコピー「くっついたり、はなれたり。人生をみつめて、テープ作り100年 その人生に、密着したい。」
このコピーを見せてもらたときにバァーっといろんなシーンが思い浮かびました。
マスキングテープはくっつけることも剥がすことも出来きます。人生も同じように人との出会いや別れ、本や映画などさまざまなモノとの出会いがあって、一時的にくっついて、そのうちに離れたり、またくっついたりを繰り返してつづいていきます。
カモ井さんの製品はどれも人々の生活によりそうものなので、そういったテーマもふくめて、製品の歴史と人生をあわせて描こうと思いました。
ラストは娘の独り立ちで別れがあるけど、その先に無限の出会いがあることを描きました。
テープが伸びていくことで人生を表現したり、ゾートロープの動きでアニメーション的なギミックを入れたり面白いものができましたし、ストーリーもともて良いものができて僕にとってもかけがえのない作品となりました。ありがとうございました。
スタッフ
クライアント:カモ井加工紙株式会社
ディレクタ&アニメーター:竹内 泰人
アニメーター:宮村 和
デザイン/美術制作:小林 郁子
カメラマン:市川森一
編集:市原 賢治
コンセプト/コピーライター:水谷秀明
プロデューサー:増田悠希
プロダクションマネージャー:冨岡 利彩
エージェンシー/プロダクション:kirameki