作品レビュー 2019年7月22日

もじゃもじゃ博士

勉強会に来てくれた生徒さんの作品を紹介するコーナー第2弾。May’s LABO(佐野めい)さんの『もじゃもじゃ博士』を紹介します。

もじゃもじゃ博士

キャラデザ

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3話構成でどれもほっこりするストーリーが良いですし、なによりキャラクターデザインがオリジナリティあって可愛いですね。もじゃもじゃの髪の毛の博士、感情で髪がウネウネしちゃう助手(?)さん、電球の双子たち。どれも可愛いです。
作者のめいさんは1歳半のときにはじめて見た映画が「ナイトメアビフォアクリスマス」だったそうで、寝るでも泣くでもなく真剣に見てたそうです!たしかにティムバートンの影響がみえますね。

アナログなエフェクト

個人的にツボなのは、煙や電気火花のエフェクトに紙のイラストを使ってるとこです!

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コマ撮りのときは煙を綿で表現することが多いですけど、グルグルしたイラストで作ってあったりしてかわいいし、その作者だけの表現になるからオリジナリティあっていいですよね。こういう表現は初めて見ました。

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電気ショックでガイコツになる表現も、こういうイラスト人形で作るの面白いですね。

メイキング

サイトにも人形の制作過程の写真やセット小道具の写真がたくさんアップされています。

メイキングのページ

MAY’s LABO

作者のMay’s LABO(佐野めい)さんは大学生の時にアートアニメーションのちいさな学校に一度通われて、その後に卒業制作でこの作品をつくったそうです。
『ネギはからだにいい』もそうですが、ちいさな学校でしっかり勉強されてるので、人形やセットの小道具がちゃんと作られてて、世界観がしっかり描けてますね。

リンク

May’s LABOのサイト
サイトにいくとコマ撮りアニメ以外にもイラストや立体造形の作品もみれますよ。

May’s LABOのツイッター


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「コマ撮り大好きコマドリスト」を名乗って活動中。
コマ撮り映像作家、CM監督、アニメーター。本人が監督するだけでなく、他の監督の企画にコマ撮りアドバイザーとして参加することも。

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