作品レビュー 2017年3月9日

Knoflik(クノフリーク)-小さい大きな贈りもの-

かわいい小鳥のキャタラクターのコマ撮りを紹介します。コマ撮りアニメーション作家のワタナベサオリさんの大学の時の卒業制作です。

作者コメント(YouTube掲載)

ヤパヤパ言ってるちいちゃい方がヤパチェク、メガネとエプロンな方がおじいちゃんのデデチェク。
チャームポイントは鼻です。

主人公は、町のボタン屋さん『Knoflik(クノフリーク)』の子・ヤパチェク。
将来はおじいちゃんみたいな立派なボタン職人になることが夢の小鳥の男の子。

今日も穏やかで平凡な一日が始まります。
そんなお話。

人知れず努力家で、本当は泣き虫で優しい、頑張るあなたへ。

チェコ語

タイトルのKnoflik(クノフリーク)はチェコ語でボタンという意味。
デデチェクはチェコ語でおじいちゃん(発音はイェデチェク)。
ヤパチェクはチェコ語で「ヤーマリー パーチェク」(僕 小鳥)を短くした造語だそうです。

感想

鳥なのに丸い鼻というデザインがいいですよね。がんばるときの眉毛も。そして「ヤパー」とか「デデー」という声がかわいい!!
自分の思った通りにいかなかったときの不満そうな声や、涙をいっぱいためる感じがたまりません。そしてヤパチェクが泣き出すタイミングが仕事道具を散らかした直後ではなくて、デデチェクが帰ってきてから泣いちゃうというのもグッときます。日本語のセリフはなくても気持ちが分かるし、こういう感情の機微を描けるのはすごいと思いました。

ボタンが転がってとまる動きがリアルで感心します。

スタッフ

卒業制作なのでワタナベさん一人で作ったそうです。
制作期間は8ヶ月

ワタナベサオリさんのTwitter
ワタナベサオリさんのYouTubeチャンネル
ヤパチェクのTwitterアカウントもございます!


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「コマ撮り大好きコマドリスト」を名乗って活動中。
コマ撮り映像作家、CM監督、アニメーター。本人が監督するだけでなく、他の監督の企画にコマ撮りアドバイザーとして参加することも。

マネージメントはCM制作会社キラメキ。お仕事の依頼はこちらまで
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