本日紹介するのはコマコマ隊メンバーの長島大賀くんの作品『月のかえる』です。
大賀くんは武蔵野美術大学の出なんですが独学でコマ撮りを勉強しはじめ卒業制作に作ったのが『月のかえる』です。
グループ制作かと思ったら、なんと大賀くん一人で作ってます。ビックリですね。
メイキング話
ハリネズミくん
背中のハリは最初は爪楊枝で作ろうとしたけどハリに見えなかったので、色々と素材を探した結果、イガグリのトゲを使ったそうです。
カエルくん
表面はシリコンで出来ています。
人形の中にはアーマチュア(人形アニメで使われる金属製の関節)がはいっています。
これも金属の棒を切ったりけずったりして自作しているのです。すごいですよね。アーマチュアについてはそのうち大賀くんに解説してもらう記事をアップするつもりです。
フクロウさん
フクロウの動きはカットアウト(切り絵)という手法で出来ています。
頭・胴体・羽などを別々のパーツに作って、重ねて置いて、真俯瞰から撮影します。
素材はクリアファイルにアクリル絵の具で描いています。
森
背景にある森は木の枝にパセリをくっつけて撮影したものを合成して作っているそうです。ナイスアイデア。
本作品はキャラクターもブルーバックで撮影して、背景と合成しています。
グリーンバックだとカエルくんの黄色もいっしょに抜けてしまったのでブルーにしたそうなんですが、逆にハリネズミくんのジーンズが抜けちゃったので(笑)、マスクなどを駆使してがんばって合成したそうです。合成って大変ですよね。