Canon製カメラのコマ撮り特化ファームウエア、遂にリリース!!
欧米では既にあるファームウェアですが、これまで日本ではサポートがありませんでした。
Canon Japan様、コマ撮り関係者様のご尽力のおかげで遂に国内サポートが可能に…!
対応機種であれば今お使いのカメラをCanonに持ち込むか、引き取りを申し込むことで改造できます。
※くわしくは後述
Dragonframe5でのみ使用できるので、以前のバージョンのドラゴンをお使いの方はご注意ください。
特長
ライブビューの解像度が向上!
ライブビューの解像度が飛躍的にあがります!フルHD画質!!アニメーターにとってこれだけでもすごく嬉しい!!
絞りのロック搭載!
CanonレンズをCanonカメラにつけて使う場合の、アイリスの開閉によるフリッカーを防ぐことができます!
詳しくはこちらの記事で解説しています。
今までは絞りが変わらないようにするためにレンズの電子制御を切る必要がありました。他社製レンズにマウントアダプターをかませて使用したり、壊れるの覚悟でレンズを加工したりしていましたが…そういう苦労もなくなります!
※すべてのフリッカーがなくなるわけではありません
フォーカス送りのモーションコントロールが可能!
ピント位置が数値として表示され、記録しておくことができます。
今まではライブビューを見ながらフォーカス合わせの◁▷をぽちぽちクリックしたり
レンズにバミリ(印)を貼ってフォーカス送りしていましたが
これからはドラゴンに数値として記録することができる!
それをモーションコントロール画面で設定すれば、自動でフォーカス送りも可能になります!
フォーカスピーイング機能がドラゴンで使える!
ライブビュー画面でピントが合っている場所が赤い線で表示されます。
ライブビューが暗いときなどに、ピントが合っているかどうか肉眼でよくわからない…という時に、確実に合わせることができる便利な機能です。
概要
現時点での対応機種:
EOS R5、EOS R6 Mark II、EOS R8、EOS R100、EOS RP
申し込み
カメラ本体をキヤノンに持ち込み、または引き取りサービス(郵送)を申し込む
詳細はこちら
費用:25,850円(税込)
持ち込み対応店舗
編集者コメント
日本の超大手企業から、”コマ撮り専用の”機材(ファームウェアですが)が発売されるというのは、コマ撮り業界の人間としてとても嬉しく、また大変意義深いことと感じています。それだけコマ撮りが世間に注目されていることの証ですから。
私は今回思い切ってファームウェア対応機種に買い替えようと、R100をポチりました。
届いたら早速改造サービスに持っていこうと思います。
たった一台ですが、コマ撮り用製品に需要がある!ということをCanon Japan様にも感じていただきたい!そして願わくば、今後もっともっと、コマ撮り用製品を出していただきたい!(笑)
この記事をご覧のみなさまもコマ撮り用カメラの買い替え・新規ご購入の際にはぜひご検討くださいませ。教育機関にも広まってほしいな〜、と思っています。