さて、前回に引き続き、たいじん人形を作っていきます。
材料
羊毛フェルト、アクリルフェルト
布フェルト(ベルト用)
緑のハンカチ
Gクリアー
布用クリアボンド
クイック5
手・足・顔を作る
芯にGクリアーを塗って、少量のフェルトを巻き付けます。少しおいて乾かしてから、羊毛を足しつつニードルで刺し固めていきます。
ニードルは、針の本数が1〜3本まで調整できるものを使っています。芯を避けながら刺すのでニードルは1本か2本にしたらやりやすかったです。羊毛が足りないところに少しずつ足して、ムラにならないよう刺していきます。
フェルトが長い毛の状態のまま刺すとムラになりやすいので、手で細かくちぎってから使うと良いそうです。羊毛フェルトの刺し方はUchu Peopleさんの配信でもとても詳しく解説されていますので、ご参照ください!
脚ができたら、脚と腰のコアを接着します。腰のコアにもGクリアーを塗り、羊毛を盛ってズボンを形作ります。針がコアに刺さらないよう避けるようにしながら刺し固めていきます。
顔の肌色ができました。髪の毛の生え際を決めるにあたって、目と口の位置を仮に入れてバランスを確認しています。
髪の毛をつくる
髪の毛は、先に毛束を大小50本くらい作って、頭に差し込んで作りました。
白いスポンジのようなものはフェルティング用マットといって、手芸店の羊毛フェルトコーナーに一緒に売られているものを使いました。
フェルトで細かいものを作る時、手に持ってやると指にニードルを刺してしまいます。マットがあれば、置いたまま刺し固めることができるので便利です。
ただ、このマットはたくさん刺してる間にボロボロになって、フェルトに白い粒が付いてしまいました。黒いフェルトだったので目立ってしまい、取り除くのが大変でした…
Uchu Peopleさんによると、塗装用のパキンブラシをマット代わりに使うのがおすすめだそうです!
下から上に向かって層になるように毛束を刺していきました。毛先がほつれてしまいそうなところは、ヘアスプレーのケープを少量かけるなどしました。(やりすぎると白い粉がついてしまう)
バランスを見ながら毛束をどんどん足していきます、、
頭ができました。写真では潰れてしまいましたが、地道に毛束を刺したおかげで立体的になっています。
コアと接着する
腕、頭が出来たら、長めにしていたアルミ線を切ってコアと接着します。長さはいちおう設計図を参考にしますが、それよりも実物のバランスを見ながら少しずつ切って調整したほうがいいです。
接着剤が食いやすいよう、アルミ線の先は少し折り曲げます。折り曲げる分も計算に入れてアルミ線を切ります。
コアがコルクの場合、接着剤はクイック5がおすすめです。引っ張る力や衝撃に強い接着剤です。
自然乾燥する接着剤は、空気に触れないところが硬化不良を起こしがちですが、クイック5は2液混合で化学反応で硬化するためそういったこともありません。
注意点としては、2液をほぼ同量、しっかりムラなく混ぜないと硬化不良を起こすことです。
硬化は混ぜて5分程度から始まりますが、完全に硬化するには30分程度は待ったほうがいいです。
Uchu Peopleさんによると、コアをカネライトフォームで作る場合、接着はグルーガンがおすすめだそうです。
形を整える
首の周りを整えます。
シャツの袖とズボンの裾は、土台で細いフェルトの束を作ってから巻き付けて刺しました。三本針でやると早かったです。
人形の形ができました。
スカーフは薄手のハンカチを切り、布用クリアボンドで端を始末しました。
本物のスカーフのように四角い布を折って巻くと形がきれいに出なかったので、デフォルメしてこんな形になりました。形を決めるのが難しくて5回くらい作り直しました…
次回は目、口、まゆげ、まぶたのメイキングです。