コマコマだより 2016年9月8日

アニメーションの語源

こんにちは。泰人です。

コマドリルをはじめて早2ヶ月が経ちました。
サイトが始まる前はですね、サイトを作ったものの記事が更新されないなんて寂しいことにならんようにせねば、と警戒してたんです。でも始めてみたら思いの外書きたいことが多くて、紹介したい作品もあるし、コマ撮りに関連したイベントって意外とあるし、ドラゴンの機能で紹介すべきものもまだまだあるし、あとAfterEffectsでの編集方法とかもできれば書きたいし、こりゃ大変だーと思ってます。いや、いま頑張ってるのドラゴンの記事書いてる阿部さんなんですけどね。

さてさて、今日はアニメーションの語源の話をしましょう。

animationの語源はラテン語のanima(アニマ)だそうです。
「生命・魂」という意味です。

普段は動かないものたちを動かしてあげて、魂をこめてキャラクターにする魔法、それがアニメーションなんですね。イラストを動かしたらイラストアニメーション、実写とかならコマ撮りアニメーション。ストップモーションアニメーションって名前が長いので僕はコマ撮りって言っちゃいます。

実際、アニメーションは魔法みたいだなってよく思います。人形だけじゃなくて、ただのコップとかも動いたら「かわいー!」ってなりますもんね。
この興奮を味わいたいから作ってるところがありますよね。

れっつこまどりー!

    
ドラゴンフレーム 2016年9月3日

ラインナップレイヤー

スクリーンショット 2016-08-15 0.55.15
ラインナップレイヤーとは、
アニメーション画面のライブビュー画像に
別の画像やムービーを読み込み、レイヤー状に重ねながら見ることができる機能です。(一度に読み込める画像・ムービーは一つまで)

画像を読み込む

アニメーションパレットのラインナップレイヤーの項目>画像読み込み
スクリーンショット 2016-08-15 0.39.58

もしくは画面上部のファイル>ラインナップ画像の読み込み で任意のJPEGを読みこめる。
スクリーンショット 2016-08-15 0.58.42

また、ドラゴンで撮影した画像を読み込みたいときは
カメラ設定画面やアニメーション画面のタイムラインで画像を選択して、
右クリック→Use as Line up layer を選べば
素早くレイヤーを乗せられます。

例えばこういう時に便利

・ライブビューをほかのカットの画像と見比べたい
・テスト撮影したものとライブビューを見比べたい
・参考資料の画像を画面上に小さく表示しながらアニメしたい

ムービーを読み込む

パレットのラインナップレイヤーの項目>ムービーの読み込み か、
ファイル>ラインナップムービーの読み込み で
任意のmp4やQuickTimeを読み込むことができる。

アルファ(透過)部分は反映されず、真っ黒になる。
(余談:DragonFrame3.0くらいの古いバージョンでは透過が反映されました)

読み込むファイルの種類をMovie Fileから、Dragonframe Scene(.dgn)に変えれば
すでに撮影したテイクをムービーとして読み込むこともできます。
いちいちQTに書き出す必要がなく便利!

スクリーンショット 2016-08-15 0.44.55

パレットの「ラインナップレイヤー」では画像のスケール、透明度(Opacity)、反転、回転などの設定ができます。
スクリーンショット 2016-08-15 0.46.12
ムービーのフレームレートも調節できます。
なので撮影時のFPSとムービーのFPSを変えることもできる。もしラインナップムービーとアニメのタイミングを合わせたい時、これが違っていると大変です。撮影前に必ず確認してくださいね。
スクリーンショット 2016-08-15 0.46.21

例えばこういう時に便利

・動きのタイミングをVコンテとぴったり合わせたい
・別撮りした他のキャラクターの動きを参考として見ながらアニメしたい 

ラインナップレイヤーのデメリット

・再生する時、リアルタイム再生されない(レイヤーを非表示にしたり、何度か繰り返し再生していると軽減されたりする)
・ドラゴンの動作が重くなる。環境にもよるが、時々トグルにラグが生じることがある。

エラー:1コマ目がダブルカウントされる問題

ときどき起こるエラーです。
ムービーを読み込んだ場合、なぜか1コマめと2コマめが同じ画像になっている。
それ以降のコマも一コマずつずれてしまう。
(ドラゴン上の3コマめが、ラインナップムービーの2コマめになってしまう)

対処と対策:

ドラゴンのアニメーション画面のタイムラインを開くと、
画像の下に「ラインナップレイヤー」というラインも追加されているので
ここをドラッグ&ドロップしてずれた1フレームを移動させる。スクリーンショット 2016-08-15 0.41.05
ラインナップレイヤーのライン左端の三角マー
スクリーンショット 2016-08-15 1.12.08をクリックして展開させればコマで見ることもできます。

スクリーンショット 2016-08-15 1.11.49
ムービーを読み込んだら必ずこのエラーが起きていないか確認しましょう。
ムービーに編集ソフトであらかじめタイムコードを乗せておくと間違いに気づきやすいかもしれません。

ショートカットキー

L」でラインナップレイヤーの表示/非表示 (Line up LayerのLと覚えよう)
J・K」ラインナップレイヤーを薄くする・濃くする(Lの隣のふたつのキー と覚えよう)

    
作品レビュー 2016年8月27日

IKEA 10th カタログムービー

こんにちは。泰人です。
僕と阿部さんがやってきたお仕事の紹介です。

IKEA 10th カタログムービー

メイキング話

IKEAが日本に来て今年で10周年だそうで、その記念ムービーです。
IKEAは毎年カタログを出していまして、2006年から10年分のカタログがあるので、それを使ったコマ撮りのムービーを作って欲しいというオーダーでした。
僕と広告代理店の人たちみなさんと何度も打ち合わせして、カタログを使ってどんな表現ができるかのアイデアを出しました。カタログを切って紙人形を作ったり、ペーパークラフトの家具を作ったり、付箋を使ってみたり、切り抜いたり、影絵にしたり。思いつく限りのアイデアを盛り込みました。全部できて幸せ。

文字とかの切り抜き作業はイレストレーターで形を作ってからレーザーカッターで切ってます。レーザーカッター便利ですねー。もちろん手作業で切り抜いてるのもあります。
そして撮影は7日間。すごく楽しい1週間だったなー。やったことない手法に挑戦しているので、それぞれのシーンが上手くいくかは撮ってみないと分からないところがあるんですが、撮影が1つ終わってプレビューをする度にスタッフから歓声がわくんですよね。「動いてる動いてるー!」みたいな。それが本当に楽しいです。

スタッフ

企画/監督/アニメーター(あと手の出演)・・・竹内泰人
アニメーター・・・阿部靖子さん
アニメーターアシスタント・・・松崎希光子さん
カメラマン/照明・・・古賀親宗さん。
古賀さんとはここ数年よく一緒に仕事をさせてもらってます。

ではでは、また次の作品で。