コマコマだより 2017年11月5日

「映画の妖精 フィルとムー」完成!

斎藤工さん原案、秦俊子監督の
クレイアニメーション「映画の妖精 フィルとムー」が完成しました!
クラウドファンディングで集まった金額は目標金額455万をはるかに上回る、984万円。すごい!

完成作品は10月28日(土)に東京国際映画祭で初上映されました。
今後は主に途上国の子供たちに向けて上映されていく予定で、2017年東京国際映画祭以外での国内上映は現状では未定ですが、機会があったらいろんな人に見ていただきたい素敵な作品です。
映画の妖精フィルとムーが、名画の中を旅するというストーリー。映画好きな人なら、思わずニヤリとしてしまうシーンが満載ですよ!

秦監督のFacebookより

スタッフクレジット(一部抜粋・敬称略)

企画・ストーリー原案・脚本・声の出演・斎藤 工
声の出演・板谷由夏

企画・脚本・プロデューサー
教来石小織

プロデューサー
遠藤 裕

制作プロデューサー
高橋悠平

キャラクターデザイン
宮崎あぐり

撮影・照明
手嶋悠貴 山本大輔 石金真人
撮影 高橋弘

造形
宮島由布子 池田恵二 三谷瞳 村田珠美

造形・アニメート
阿部靖子 近藤翔

造形・デジタルワークス
面高さやか

デジタルワークス
森下裕介 中村匠吾 山田優子 そんよんそん

協力
WOWOW「映画工房」
cinéma bird

脚本・監督・アニメート・編集
秦 俊子

    
作品レビュー 2017年11月2日

『りんごはスター』~すっきり!りんごヨーグルトの唄~

泰人が仕事でアニメーターをしてきました〜。

グリコの「朝食りんごヨーグルト」の発売20周年を記念したキャンペーン動画です。
姉妹音楽ユニットのチャラン・ポ・ランタンと、ドラムがマジで叩ける青森のゆるキャラ「にゃんごすたー」がコラボしてオリジナルソングを作りました。そのMVです。
にゃんごすたーのドラムさばきには本当にびっくりしました。あれでドラムが叩けるなんて…

メイキング

飛び出す絵本がモチーフで、実際に絵本の仕掛けは動くのでそこは動画で撮影。そして3人の紙人形が動くシーンはコマ撮りで作られました。

紙人形は3人の演技を動画で撮影して、そこからコマ落とし的にフレーム画像を書き出して、印刷して切って作ってます。動画で撮るときに人の動きがブレないように、音楽のスピードを遅くしたものを再生しながらゆっくり演技してもらいました。人形の数が膨大なので、その管理が大変でした。

紙人形には針をつけて、絵本の下にはスチレンボードを仕込んで、地面に刺して人形を立たせてます。

ヨーグルトの海のシーンではリンゴのシェードの中に電球を仕込んで、調光機をつかってコマ撮りしながらライトを明るくしていきました。セットの中の小さい灯りって綺麗ですよね。

スタッフ

監督:平牧 和彦(ギークピクチュアズ
飛び出す絵本制作:北村 胡桃木(twitter
アニメーター:竹内 泰人

監督の平牧くんは学生だったころに僕のコマ撮りを手伝ってくれたことがありまして、そんな彼が監督になってお仕事をくれたのは嬉しかったですねー。

リンク

「朝食りんごヨーグルト」キャンペーンサイト
チャラン・ポ・ランタン公式サイト
にゃんごすたー公式サイト

    
作品レビュー 2017年10月31日

チェーンソーメイド

今日は10月31日ハロウィンですね。というわけで、ホラーもののコマ撮り、ゾンビが出てくるクレイアニメーションを紹介します。かわいいですが、結構グロいので自己責任でご覧ください。(YouTubeで再生も年齢制限あります)

再生回数が670万回!この作品を模倣した作品もYouTubeにいくつもあり、ファンがたくさんいる作品です。

細かな演出満載のエンターテインメント

「メイドがチェーンソーでゾンビをバッタバッタと倒す映画」と言ってしまいがちですが、チェーンソーを手に入れるまでもストーリーがしっかりあって、エンターテイメントとしてのレベルが高い。

ほのぼのな日常シーンからはじまり、ちょっとセクシーが入るのか!?と思ったら、ゾンビの被害者(奥様でしょうか?)が危険を知らせに来てびっくり、コーヒーを飲んじゃうコメディー要素もいれつつ、そのあとのゾンビが笑ったらご主人も思わず笑い返してしまうくだりとか最高です。そのあとも素敵な演出が続きます。

怖いだけでなくコメディ要素もあり、ハラハラしつつ、最終的にはかなりグロイんですが、この映画に対するエネルギーというか愛がすごいなと思う作品です。グロいシーンは血ノリと内臓がこれでもかってドロドロ出てますよね。血糊の量は愛情に比例してるんだと思います。

ストーリーもそうですが、この作品のカメラワークは映画好きだからできるカメラワークという気がします。カメラがヒキの固定だけでなくてよく動くしピントも送るし、短いカットを繋いで緊張感のある編集になってたり、メイドさんの主観ショットがあったり。顔に青いライトをあてて恐怖などの感情を表現したり、映像としての演出が多数です。

あとメイドさんがかわいい。クレイアニメーションでこのタイプのかわいいキャラクターってあまり見ない気がします。すごい。

作者 ていえぬ

作者のていえぬさんとはイベントなどでも何度か会ってお話もしたことがありますが、かなりの映画好きで、ツイッターやサイトでも映画の感想をよく書いてます。なるほどなと思ったのは「コマ撮りがあれば1人でも映画は作れる」と言っていたこと。本当にそうですよね。普通に映画を撮ろうとしたらスタッフだったり撮影場所とか必要なものがたくさんありますが、コマ撮りなら時間と手間をかければ自宅で1人でも映画を作れてしまう。それがホラーやSFなどの非日常のお話ならなおさらのこと。そういう動機でコマ撮りを作るのもいいなと思います。

Amazon
なんとDVDが買えます!チェーソーメイド以外にも収録作品が多数!

サイト「ていえぬシアター」
入り口からグロまっしぐらなサイトです(笑)
メイキング写真というかキャラクターたちが実際の俳優のように記念写真を撮っていたりする写真などが見れます。やはり愛が溢れてますよ。

twitter
新作を撮影中のようです。完成が待ち遠しいです。