作品レビュー 2016年9月10日

月のかえる

本日紹介するのはコマコマ隊メンバーの長島大賀くんの作品『月のかえる』です。
大賀くんは武蔵野美術大学の出なんですが独学でコマ撮りを勉強しはじめ卒業制作に作ったのが『月のかえる』です。

グループ制作かと思ったら、なんと大賀くん一人で作ってます。ビックリですね。

メイキング話

ハリネズミくん

tsukinokaeru_harinezumi
背中のハリは最初は爪楊枝で作ろうとしたけどハリに見えなかったので、色々と素材を探した結果、イガグリのトゲを使ったそうです。

カエルくん

tsukinokaeru_kaeru

表面はシリコンで出来ています。

tsukinokaeru_armature
人形の中にはアーマチュア(人形アニメで使われる金属製の関節)がはいっています。

これも金属の棒を切ったりけずったりして自作しているのです。すごいですよね。アーマチュアについてはそのうち大賀くんに解説してもらう記事をアップするつもりです。

フクロウさん

tsukinokaeru_owl
フクロウの動きはカットアウト(切り絵)という手法で出来ています。
頭・胴体・羽などを別々のパーツに作って、重ねて置いて、真俯瞰から撮影します。
素材はクリアファイルにアクリル絵の具で描いています。

tsukinokaeru_forest
tsukinokaeru_forest2

背景にある森は木の枝にパセリをくっつけて撮影したものを合成して作っているそうです。ナイスアイデア。

本作品はキャラクターもブルーバックで撮影して、背景と合成しています。
グリーンバックだとカエルくんの黄色もいっしょに抜けてしまったのでブルーにしたそうなんですが、逆にハリネズミくんのジーンズが抜けちゃったので(笑)、マスクなどを駆使してがんばって合成したそうです。合成って大変ですよね。

    
コマコマだより 2016年9月8日

アニメーションの語源

こんにちは。泰人です。

コマドリルをはじめて早2ヶ月が経ちました。
サイトが始まる前はですね、サイトを作ったものの記事が更新されないなんて寂しいことにならんようにせねば、と警戒してたんです。でも始めてみたら思いの外書きたいことが多くて、紹介したい作品もあるし、コマ撮りに関連したイベントって意外とあるし、ドラゴンの機能で紹介すべきものもまだまだあるし、あとAfterEffectsでの編集方法とかもできれば書きたいし、こりゃ大変だーと思ってます。いや、いま頑張ってるのドラゴンの記事書いてる阿部さんなんですけどね。

さてさて、今日はアニメーションの語源の話をしましょう。

animationの語源はラテン語のanima(アニマ)だそうです。
「生命・魂」という意味です。

普段は動かないものたちを動かしてあげて、魂をこめてキャラクターにする魔法、それがアニメーションなんですね。イラストを動かしたらイラストアニメーション、実写とかならコマ撮りアニメーション。ストップモーションアニメーションって名前が長いので僕はコマ撮りって言っちゃいます。

実際、アニメーションは魔法みたいだなってよく思います。人形だけじゃなくて、ただのコップとかも動いたら「かわいー!」ってなりますもんね。
この興奮を味わいたいから作ってるところがありますよね。

れっつこまどりー!

    
ドラゴンフレーム 2016年9月3日

ラインナップレイヤー

スクリーンショット 2016-08-15 0.55.15
ラインナップレイヤーとは、
アニメーション画面のライブビュー画像に
別の画像やムービーを読み込み、レイヤー状に重ねながら見ることができる機能です。(一度に読み込める画像・ムービーは一つまで)

画像を読み込む

アニメーションパレットのラインナップレイヤーの項目>画像読み込み
スクリーンショット 2016-08-15 0.39.58

もしくは画面上部のファイル>ラインナップ画像の読み込み で任意のJPEGを読みこめる。
スクリーンショット 2016-08-15 0.58.42

また、ドラゴンで撮影した画像を読み込みたいときは
カメラ設定画面やアニメーション画面のタイムラインで画像を選択して、
右クリック→Use as Line up layer を選べば
素早くレイヤーを乗せられます。

例えばこういう時に便利

・ライブビューをほかのカットの画像と見比べたい
・テスト撮影したものとライブビューを見比べたい
・参考資料の画像を画面上に小さく表示しながらアニメしたい

ムービーを読み込む

パレットのラインナップレイヤーの項目>ムービーの読み込み か、
ファイル>ラインナップムービーの読み込み で
任意のmp4やQuickTimeを読み込むことができる。

アルファ(透過)部分は反映されず、真っ黒になる。
(余談:DragonFrame3.0くらいの古いバージョンでは透過が反映されました)

読み込むファイルの種類をMovie Fileから、Dragonframe Scene(.dgn)に変えれば
すでに撮影したテイクをムービーとして読み込むこともできます。
いちいちQTに書き出す必要がなく便利!

スクリーンショット 2016-08-15 0.44.55

パレットの「ラインナップレイヤー」では画像のスケール、透明度(Opacity)、反転、回転などの設定ができます。
スクリーンショット 2016-08-15 0.46.12
ムービーのフレームレートも調節できます。
なので撮影時のFPSとムービーのFPSを変えることもできる。もしラインナップムービーとアニメのタイミングを合わせたい時、これが違っていると大変です。撮影前に必ず確認してくださいね。
スクリーンショット 2016-08-15 0.46.21

例えばこういう時に便利

・動きのタイミングをVコンテとぴったり合わせたい
・別撮りした他のキャラクターの動きを参考として見ながらアニメしたい 

ラインナップレイヤーのデメリット

・再生する時、リアルタイム再生されない(レイヤーを非表示にしたり、何度か繰り返し再生していると軽減されたりする)
・ドラゴンの動作が重くなる。環境にもよるが、時々トグルにラグが生じることがある。

エラー:1コマ目がダブルカウントされる問題

ときどき起こるエラーです。
ムービーを読み込んだ場合、なぜか1コマめと2コマめが同じ画像になっている。
それ以降のコマも一コマずつずれてしまう。
(ドラゴン上の3コマめが、ラインナップムービーの2コマめになってしまう)

対処と対策:

ドラゴンのアニメーション画面のタイムラインを開くと、
画像の下に「ラインナップレイヤー」というラインも追加されているので
ここをドラッグ&ドロップしてずれた1フレームを移動させる。スクリーンショット 2016-08-15 0.41.05
ラインナップレイヤーのライン左端の三角マー
スクリーンショット 2016-08-15 1.12.08をクリックして展開させればコマで見ることもできます。

スクリーンショット 2016-08-15 1.11.49
ムービーを読み込んだら必ずこのエラーが起きていないか確認しましょう。
ムービーに編集ソフトであらかじめタイムコードを乗せておくと間違いに気づきやすいかもしれません。

ショートカットキー

L」でラインナップレイヤーの表示/非表示 (Line up LayerのLと覚えよう)
J・K」ラインナップレイヤーを薄くする・濃くする(Lの隣のふたつのキー と覚えよう)