コマ撮り道具 2017年9月21日

リピーターケーブル

コマ撮りでドラゴンフレームを使うとき、基本的にカメラとパソコンをUSBケーブルで繋ぎますよね。
USBケーブルは電気信号を送っているわけですが、その距離が長くなると電気信号が弱くなったりノイズが入ってしまいます。1本のUSBケーブルで信号を正しく送れる距離は5mが限界と言われています。

そこからUSBの延長ケーブルで長くして使うと「カメラが認識できません」「画像の取得に失敗しました」というようなエラーが起きることがあります。
カメラとパソコンを離したい現場で困りますよね?
そういうときに使うのがこちら、リピーターケーブルです!

repeatercable1

repeatercable3
この膨らんだ部分が弱くなった電気信号を再び強くする機構「信号増幅補正回路」となっており、ケーブルを長くしてもちゃんと信号が送れます。

といっても経験的に言って、どこまでも長くできるわけではないです。
以前にスタジオの天井にカメラを設置して真俯瞰撮影するという企画のときにケーブルが10m必要でした。リピーターケーブル2本を繋げたのですが、機材レンタル屋に行って何本もケーブルを試してみて、10mでもちゃんと動作する2本のペアを探しました。ケーブルにも個体差があり、他の組み合わせではエラーが出たのです。

(数年前のことですし、いま違う製品だともっと長くできたり、コマ撮り以外の用途だと長くてもエラーはないかも。ドラゴンは画像の転送だけでなくカメラの制御もしているので信号が複雑で長くできないのかも?と思います)

というわけで、もしUSBケーブルを伸ばしたいときは普通の延長ケーブルよりリピーターケーブルの方がオススメです。

裏ワザ:USBハブ

USBケーブルとUSBケーブルの間に電源付きのUSBハブを繋ぐと上手くいくというテクニックもあるそうです。弱まった電力を回復させればよいらしく、USBハブの電力で補えるそうです(なので電源ケーブル付きのハブが必要です)。こちらは僕は試したことないのですが、友人から教わりましたので紹介。

    
作品レビュー 2017年9月14日

オトナドワーフ『weaving』

ジュエリーの蜘蛛が怪しくも美しいコマ撮りの紹介です。

すごく綺麗でこんな色合いのコマ撮りは初めて見ました。実際の蜘蛛の巣についた水滴がキラキラと光る様子は宝石みたいに見えますよね。それを本当にジュエリー(的な素材)で表現したとも言えますが、それ以上に、この映像の美しさと妖艶さは蜘蛛や昆虫たちがもつ魅力に通じていると思います。最後に蝶が食べられてしまうのか、という終わり方も単純に綺麗なだけでない世界観になっていますよね。

オトナドワーフ

こちらはドワーフさんが作られた「オトナドワーフ」というシリーズの2作目。オトナドワーフは「かわいいだけではないシックなライン」(dwarfのTwitterより)の作品たちです。その第1段はこちら↓。

SEASON’S GREETINGS 2017 FROM DWARF

ケーキの形をしたゾートロープの作品ですね。回転する様子は「動画撮影&ストロボ」ではなくコマ撮りでしょうか?リスが走る様子がかわいいですね。雪がラインストーンで表現されていますね。映像の最後はコマ撮りでリスが動き出してケーキを登るという、作品の枠を1つ破ってラストに行くという構成も素敵です。

全体的に白とグレーの色彩なんですが、これは実際にやってみると難しいです。白い背景の前にそのまま白いキャラクターを置くと馴染みすぎて見えづらくなってしまうのです。オトナドワーフはどちらも色彩設計を美術造形とライティングでしっかりされていて、ビジュアルが美しいです。

    
作品レビュー 2017年9月6日

IKEA “NEW LOWER PRICE”

IKEAのお仕事してきましたので紹介です。

「さらに低価格に」KIVIK篇

「さらに低価格に」OFTAST篇

カタログに挟まってる付箋や紙切れたちがカップルや家族になってて、みんなでワイワイするコマ撮りです。そして、お皿が69円ですって!!びっくりですね。

スタッフ

監督:竹内 泰人
アニメーター:阿部靖子
アシスタントアニメーター:ながしまたいが
カメラ&照明:古賀 親宗 sinca.inc
美術:ハタデコラティブアート