作品レビュー 2017年10月16日

『わたし、ごはん r.t.m. SHINCO(スチャダラパー)』

おそらく初投稿になります、はじめまして!!ながしまたいがです!
今年の4月から東京でコマ撮りのお手伝い等してます。

早速ですが、この度MVでアニメーターデビューしました!!
DJみそしるとMCごはんさんのニューアルバム「コメニケーション」から『わたし、ごはん r.t.m. SHINCO(スチャダラパー)』です!

メイキング

このMV、本物のお米に食用インクで顔を描いています。
他にもおみそはん(DJみそしるとMCごはん)の髪は「お味噌」、帽子は「唐辛子」を使用していて、すべて食べられるもので作られています。
登場するお米は4596粒で、映ってるお米にすべて顔が描いてあるんですよ〜!(僕は2粒描きました!)
制作時間1887時間(公式発表)

スタッフ

監督:泰永 優子(http://www.caviar.ws/
アニメーター:ながしま たいが
カメラ:輪島 俊宏(http://zencreative.jp/

    
作品レビュー 2017年10月12日

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だんだん秋になってきましたね。秋といえば食欲の秋!というのはこじつけですが秋が旬のリンゴをモチーフとした切り絵アニメーションを紹介します。

やまだそのこさんの学生時代の作品です。
リンゴを剥いて食べるという日常を繰り返し描くことで家族の変化、具体的には描かれてませんが子供が一人暮らで実家を出てったとか、誰かが亡くなったとかでしょうか、そういった時の流れを描いている素晴らしい作品です。そしてタイトルがいい。

メイキング

このコマ撮りは「切り絵アニメーション」と呼ばれる手法です。カットアウトとも呼びます。
リンゴや手や指などパーツごとに絵を描いて、それをガラス板などにおいて、カメラを真上に設置して真俯瞰に撮影する方法です。パーツをちょっとずつ動かしたり、置き換えたりすることでアニメートします。見た目は絵なのに独特の奥行き感が生まれるのが面白い手法です。

作者のやまださんとは友達なのでメイキングについて話を伺えました!写真もお借りできたのでご覧ください。

リンゴパーツ

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このように形の違うリンゴのパーツを大量に用意して、置き換えて撮影していきます。

アクリル板とガラス板

この撮影ではアクリル板を使っているようです。穴が開けられるので固定がしやすいですね。ガラス板は傷がつきにくくて透明度が高いのが利点ですが、重いし割れることもあります。ちなみにガラス板はホームセンターなどでも扱ってることはほとんどなく、知り合いのコマ撮り作家はみなさんネット通販で取り寄せているようです。

リンゴの皮

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リンゴの皮は、なんと黄色い紙に赤い紙を軽く貼って、実際にカッターで切りながら撮影していったそうです。だから皮の質感がリアルなんですね!

ラストカット

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最後のカメラ視点が手元から奥へとグッと動くシーン、実はテーブルの方が斜めになっていたんですね。そしてテーブルの奥の人のところでリンゴや手のパーツがちょっとずつ浮いて設置されてアニメートされているようです。ティッシュも台形に切られててパース感を出してますね。

切り絵アニメーションは基本的にガラス板を使うので、それぞれのパーツは1つのガラスレイヤーの中で動くことが多くなります。ガラスを何枚も重ねて、手前と奥の前後にキャラを動かしたりする演出もありますが、この作品ではテーブルが斜めになるという、切り絵アニメ的にいってトリッキーなやり方をしていて、見た瞬間ドキッとしました。

やまだ そのこさん

やまださんは今は一児の母でして、お母さん向けのコラムなども連載中です。楽しいのでご覧ください。

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note
イラストがかわいいです。きー坊のgifが特にかわいい。

おうちで季節イベント お手軽アートレシピ
こどもと一緒に作るアートな工作を紹介してくれるコラムです。実際にそんたんママとキー坊が作ってるので、子どもと作る時の注意点とか「なるほど!」となること多し。

    
コマ撮り道具 2017年9月21日

リピーターケーブル

コマ撮りでドラゴンフレームを使うとき、基本的にカメラとパソコンをUSBケーブルで繋ぎますよね。
USBケーブルは電気信号を送っているわけですが、その距離が長くなると電気信号が弱くなったりノイズが入ってしまいます。1本のUSBケーブルで信号を正しく送れる距離は5mが限界と言われています。

そこからUSBの延長ケーブルで長くして使うと「カメラが認識できません」「画像の取得に失敗しました」というようなエラーが起きることがあります。
カメラとパソコンを離したい現場で困りますよね?
そういうときに使うのがこちら、リピーターケーブルです!

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この膨らんだ部分が弱くなった電気信号を再び強くする機構「信号増幅補正回路」となっており、ケーブルを長くしてもちゃんと信号が送れます。

といっても経験的に言って、どこまでも長くできるわけではないです。
以前にスタジオの天井にカメラを設置して真俯瞰撮影するという企画のときにケーブルが10m必要でした。リピーターケーブル2本を繋げたのですが、機材レンタル屋に行って何本もケーブルを試してみて、10mでもちゃんと動作する2本のペアを探しました。ケーブルにも個体差があり、他の組み合わせではエラーが出たのです。

(数年前のことですし、いま違う製品だともっと長くできたり、コマ撮り以外の用途だと長くてもエラーはないかも。ドラゴンは画像の転送だけでなくカメラの制御もしているので信号が複雑で長くできないのかも?と思います)

というわけで、もしUSBケーブルを伸ばしたいときは普通の延長ケーブルよりリピーターケーブルの方がオススメです。

裏ワザ:USBハブ

USBケーブルとUSBケーブルの間に電源付きのUSBハブを繋ぐと上手くいくというテクニックもあるそうです。弱まった電力を回復させればよいらしく、USBハブの電力で補えるそうです(なので電源ケーブル付きのハブが必要です)。こちらは僕は試したことないのですが、友人から教わりましたので紹介。